2008年11月02日

レンブラントの夜警

観るのに疲れそうな作品だろうと思っていたらやはり疲れる作品だった。

疲れるというのは、分かりづらい人物関係をめぐる陰謀劇の理解に脳を集中させながら同時に、個々のワンカットがレンブラントの絵画を模したような複雑緻密な映像に2時間半近く眼を集中させる必要があったからで、内容的にはそれなりに面白かった。(しかし眼を酷使したためか眼精疲労気味だ)

レンブラントの代表作「夜警」にこめられた画家の告発をグリーナウェイが独自の視点で解釈したもので、どこまでが美術史的に根拠がありどこまでが監督の憶測かは分からないが、有名絵画の裏に隠された真相を暴くミステリ風のアプローチはなかなか楽しめる(もう少し陰謀の解明を分かりやすくしてくれるとよかったが)。

演劇仕立てのつくりも巧い。ただ役者のイングリッシュアクセントが強すぎてオランダっぽさがない。現代口語を入れるのに反対はしないがFワード使いすぎな気もする。

疲れる作品だが、美術好きならとりあえず押さえておいて損はない。
レンブラントもグリーナウェイも興味なければスルーでOKな作品です。


posted by onion_slice at 00:17 | Comment(0) | TrackBack(2) | ヨーロッパ
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