2008年12月23日

ダークナイト

更新さぼってゲームなどしてました。

さて、2008年も終わりということで見納めの映画2本を決めて借りる。1本は後に取っておくとして、まずはこれ、「ダークナイト」。独自の漫画カルチャーがありアメコミを受け容れる土俵が狭い日本でも相当話題になりましたけど、アメリカでの人気は異常ですね。IMDbで9点とか、S・キングが2008年ベスト10に入れたりとか、大衆から批評家その他玄人筋まで満遍なく高評価を得ている。

個人的にもかなり満足のいく内容で、冒頭の銀行強盗シーンからラストまで2時間半という長い尺で中だるみのほとんどないあの張り詰めた空気は、ハリウッドのヒーローアクションではなかなか味わったことがない。ヒーローが街から悪を駆逐しようと努力するほど、新たな悪や狂気が芽生えてくるという、素朴なヒーロー物にはご法度な命題だが、ドラッグやら警官の汚職やら現実の社会問題としっかり絡めていて、「ゴッサムシティー」という架空の街ではあるがリアルなダークサイド・アメリカを感じてしまう。これまでのティム・バートンとかの「バットマン」物とは一線を画したアプローチで、作品のクオリティとして図抜けているのは間違いない。

ただ、大人向けのバットマン、モラルに縛られ人間性の限界に突き当たるバットマンを追求しているあまり、ヒーロー物としてしっくりこない部分も多少ある。悪に止めを刺せないのも煮え切らないが、バットマンが肉弾戦に弱く、犬にあっさり倒されるシーンはいただけない。そんなに強くないバットマンを子供が見ても面白いものなのか、あるいは今の子供は単なるアクションじゃなくてこういう重くて暗いテーマを好むほど精神年齢が高くなっているのかは興味深いところ。

俳優陣は、バットマン役に前作「バットマン・ビギンズ」と同じクリスチャン・ベール。面長のトム・クルーズみたいな感じだ。レイチェル役は前作のケイティ・ホームズからマギー・ギレンホールへ交代。
ジョーカー役のヒース・レジャーについてはどうしても、撮影後故人となってしまう運命にある人の霊性みたいなものを過剰に感じてしまって、演技として客観的な評価がしづらい。しかしジャック・ニコルソンより上であることは間違いないと思う。次にクリストファー・ノーランがバットマンの続編を作るときにヒース以上の悪役を見つけられるかどうかが心配の種だ。


posted by onion_slice at 17:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | アクション
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