2009年01月10日

刑事コロンボ「指輪の爪あと」

71年のエピソード。
新聞社の社長ケニカットから若き妻の素行調査を依頼された探偵ブリマーが、ケニカット婦人をゆすろうとたくらむも反発され死なせてしまう。物取りの仕業に見せかけようとするが、婦人の顔の傷に疑問をもったコロンボがブリマーの犯行を嗅ぎ付けていく。

刑事コロンボ対探偵ということでかなりの頭脳戦を期待したが、探偵の知能は大して高くなく一方的にコロンボの勝利。しかしコロンボの探偵に対するあぶり方が舌鼓を打たせるほど絶妙で、なかなか楽しめる。最初からこいつがあやしいとピンときてるくせにすっとぼけて、ちょっとずつ状況証拠ちらつかせて心理的に追い込み、最後に騙しのトリックで見事嵌め込む。この犯人料理の名コックぶりはすごい。

ブリマーが婦人を殺した後、茫然自失とした顔面のアップ固定で、死体の後始末に没頭する本人の姿を眼鏡レンズに映し出すという演出もなかなか斬新だ。後から振り返ると、この冒頭のショットで眼鏡やレンズがキーワードだとほのめかしているので、単なるお遊び演出にとどまってない。

エピソードの満足度 6/10
posted by onion_slice at 23:25 | Comment(0) | TrackBack(1) | TVシリーズ
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「指輪の爪あと」
Excerpt: ロバート・カルプはコロンボシリーズに3回も出演しているんですね。どの犯人も、味のあるキャラクターを演じています
Weblog: 映鍵(ei_ken)
Tracked: 2010-11-28 19:26
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