2009年04月25日

タロットカード殺人事件

原題"Scoop"(2006)

監督はウディ・アレンで、2005年の「マッチポイント」に続いてロンドンが舞台。新聞記者志望の学生サンドラ(スカーレット・ヨハンソン)が、死んだ敏腕記者ジョー(イアン・マクシェーン)が冥土から伝えるメッセージを便りに連続殺人犯を追う。

ヨハンソンのパートナーとなる手品師役はアレン、英国貴族の仮面をかぶった殺人犯の役にヒュー・ジャックマン。ウルヴァリンの人ね。

スクープ事件の追跡を幽霊がガイドするアイデアは面白いが、中身はよくある類のコメディとサスペンスがほどよくミックスされた素人探偵活劇で、新鮮味には欠ける。1993年の「マンハッタン殺人ミステリー」で、アレンのパートナーを若くして街をNYからロンドンに移し変えた感じかな。

アレン&ダイアン・キートンは、噛み合っているんだか噛み合ってないんだかよく分からない掛け合いを果てしなく続ける意識的なボケ役と天然ボケの2人というコンビが絶妙だった。それに比べるとヨハンソンは隣で暴走するアレンに対して中途半端な受け流しに終始している印象が否めない。もう少し弾けた役作りだとよかった。

しかし、雨が降って外に出たくない今日のような休日に時間つぶしとして見るには普通に楽しめる作品だ。

アメリカンヒーロー像への諧謔的なアンチテーゼたっぷりのラストシーンはいかにもウディ・アレンらしい。



posted by onion_slice at 15:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | コメディ
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