2009年05月09日

刑事コロンボ「かみさんよ、安らかに」

原題"Rest in Peace, Mrs. Columbo"(1990)

かつて夫をコロンボに逮捕された不動産業の女ヴィヴィアン(ヘレン・シェイヴァー)。獄中死した夫の無念を晴らすため、まず夫の犯罪を密告した知人のチャーリーを殺した後、捜査担当のコロンボに近づき彼の妻の毒殺を企て復讐を図る。

コロンボ夫人の葬儀からドラマが幕を開け、夫人に何が起こったかを過去に遡りつつ物語っていくというユニークな設定。

この作品が属する第9シーズン(1989−1990)と分類されているシリーズでは他にも、画家に殺された被害者の悪夢をシュールレアリズムっぽく映像化(「殺意のキャンバス」)したり、コロンボが加害者のでっちあげ犯罪にだまされる話(「だまされたコロンボ」)があったりと、変わった趣向を凝らした構成になっているエピソードが多い。

刑事物の犯罪トリックは、長いシリーズであるほどマンネリ化が顕著になるので、飽きさせないストーリーテリングの工夫を入れるのは評価できる。

さて、脇役ながら印象の濃いイアン・マクシェーンなる俳優が出ていて、どこかで見たようなと思ったらつい最近見たアレンの「タロットカード殺人事件」で冥界から事件を追う熱血デカ役のおっさんであった。マイナーな俳優をまったく異なるプロダクションの作品で続けて見ることになる映画的偶然にちょっと驚きです。

エピソード満足度:7/10
posted by onion_slice at 21:22 | Comment(0) | TrackBack(1) | TVシリーズ
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かみさんよ安らかに
Excerpt: 犯人逮捕のためとはいえ、警察官が家族をトリックに使う手法はいただけません。ドラマならストーリーそのものを評価すべきでしょうが、どうもその「構想」に違和感を覚えます。
Weblog: 映鍵(ei_ken)
Tracked: 2010-10-26 19:09
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