2009年05月17日

バファロー大隊

監督ジョン・フォード、出演ジェフリー・ハンター、コンスタンス・タワーズ、ビリー・バーク他。原題"Sergeant Rutledge"(1960)

BSで見る。こういうDVDで見れない渋い映画をやってくれるとうれしい。

作品は、アパッチ襲撃のさなかレイプのうえ殺害された白人少女をめぐり、逮捕された黒人曹長ラトレッジが軍法会議にかけられる姿を描いている。

ラトレッジ自身は無罪なのだが、白人社会で何を言っても通用しないだろうとだんまりを決め込み、彼の白人の兵士仲間が弁護士を引き受けラトレッジの嫌疑を晴らすという、人種を超えた絆が熱い。いまから半世紀前の映画だがしっかりとレイシズムを見据えた作品である。

テーマ性が深いうえ、裁判ものとしても面白く、かつ真犯人が実は法廷内に潜んでいるというミステリっぽい要素もあり、さらに物語形式はひとつの事件を各証人の視線から分断して描くという「羅生門」っぽい心理描写に秀でていて、一粒で2度ならず何度もおいしい異色の西部劇になっている。

録画で残しておけばよかった。。
posted by onion_slice at 15:20 | Comment(0) | TrackBack(0) | クラシック
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