2009年05月29日

ロゼッタ

監督:ジャン・ピエール&リュック・ダルデンヌ、主演エミリー・ドゥケンヌ、オリヴィエ・グルメ他。1999年、フランス・ベルギー。

貧困のきわみに置かれている悲惨な少女の絶望を、無駄な虚飾を省いて非常にストイックに撮っている。ひたすら不安定なカメラワークといい、「ドイツ零年」を思わせる独特なレアリズム描写だ。
最後の自殺の試みの描き方が、間接的な表現で一見わかりづらいが、単に見ている人にショックを与えるのではなく、少女の心理と行動について多用な解釈を生じさせる効果を与えるよう巧く練られている。

見ている最中よりも後からじわじわと効いてくるタイプの映画。


posted by onion_slice at 23:42 | Comment(0) | ヨーロッパ
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