2009年06月22日

レスラー

監督ダーレン・アロノフスキー、出演ミッキー・ローク、マリサ・トメイ、2008年アメリカ映画。

久しぶりに新作を外で見る。J.J.エイブラムスのスタートレックか、レスラーか直前まで迷ったが、こないだ亡くなった三沢のこともありプロレス物を見ようと決意。

結論からいうと、スタトレにしとけばよかったと軽く後悔することになる。
ミッキー・ロークが演じる老いと孤独に直面するレスラーに共感しないわけではもちろんなく、いい映画かもしれないと思った瞬間もいくつかあったけれど、脚本が悲惨すぎる。日本のテレビドラマ作家でさえこれぐらいなら書けてしまいそうだ。

まあ脚本の陳腐さは、ミッキー・ロークの哀愁の混じった独特な野性的存在感の面白さである程度は補えていて、駄作と切り捨てるのは性急すぎる気がする。

スポーツ映画というのは、純粋にスポーツだけに焦点当てても映画にする意味ないので、必然的に登場人物の人生をドラマとして描写することになり、家族との不和とか肉体的な限界からくる苦悩が出てくるわけだけど、そういう苦悩を克服して競技の中で自己を取り戻していくという
昔ながらのストーリーラインが崩しがたく存在し、どうしても構成上似たようなワンパターンな物語になりやすい。

だから演じる役者が単に巧いだけでは駄目で、演技のメソッドを超えて、登場人物の感じる限界や自分という存在に対して抱く疑問、切迫した感情がダイレクトに伝わってくるかどうかが、映画として見るに耐えうるかどうかの要点になる。

そういう意味では、ミッキー・ロークの演じるランディは確かに見る者のハートを打つ強烈な輝きをもっていると思う。ロークのファンなら脚本の陳腐さなど意にかけず純粋に楽しめるのではないでしょうか。

他に見所としては、プロレスシーンがなかなかえぐい(ホチキス責め!)のと、マリサ・トメイがもう40代半ばなのにおっぱいぶるんぶるんでストリッパー役こなしているところだろうか。



posted by onion_slice at 17:07 | Comment(0) | 正統派ドラマ
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