2009年07月15日

片腕必殺剣

監督チャン・チェ、出演ジミー・ウォング、チァオ・チァオ、ティエン・ファン、ヤン・チーチン、1967年香港、英題"The One-Armed Swordsman"

ふぅ。こんな傑作にいままでノータッチだったなんて、自分の映画体験の浅さに失望せざるをえない。

香港映画といえばカンフーか任侠物かぐらいの認識しかなかったんで、剣術というのはピンとこないまま見たが、話の荒唐無稽な面白さと無駄がなくほとんど官能的なまでのハイスピード・アクションに魅せられて最後まで大満足状態だった。

このアクションというのが、「シグルイ」の藤木源之助ばりの片腕剣士によって展開されるからたまらない。主人公のファン・カン(ジミー・ウォング)は剣術士なのだが、彼の師匠チーの娘であり彼を慕う片思いの女の癇癪から片腕をぶった切られているという大胆な設定だ。残された左腕に剣を握り締め、邪悪な剣豪相手に立ち向かう闘志むき出しの姿は忘れがたいオーラを放っている。

アクションが優れているだけでなく、師匠と仲間への忠義、愛情を尽くしてくれた女性への誠実さというテーマが熱々で描かれていて、最近の映画ではなかなか見られないストレートすぎる正義感がすがすがしい。

香港映画も深いな。これはちょっと真剣に付き合う必要があるかもしれない。


posted by onion_slice at 22:20 | Comment(0) | カルト
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