2009年07月26日

ヒトラーの贋札

監督ステファン・ルツォヴィツキー、ドイツ=オーストリア映画、2007年。

ナチスが連合軍の経済を破綻させるために大量の偽ドル・ポンド札を流通させようとしたベルンハルト作戦を描いた戦争映画。

題材に対する目の付け所は決して悪くないが、映画として構成があまりにも見え透いていて全然面白くないというよくありがちな典型例。

収容所描写もステレオタイプだし、人物も奥行きを欠いたペラペラ描写で、「シンドラー」の雰囲気を拝借して表層だけをなぞってみましたというような中途半端さ加減がむず痒い印象しか受けない。「偽札」というキーワードで多少なりともオリジナリティを出そうとしたようだが、その偽札も取ってつけたような扱いというか脚本上の小道具にしか過ぎないように見えるし、そもそも「ヒトラーの贋札」と銘打って置きながら閣下の姿は片鱗たりとも登場しない詐欺っぷりだ(まあこれはパブリシティ狙いの勝手な邦題が悪い)。

こんなのがアカデミー賞外国語映画賞かよ!アメリカ人はもっと外国映画見ろよ、と張っ倒したくなる愚作。
本の方を読んでいないのでこれ以上はノーコメントにしておこう。


posted by onion_slice at 01:07 | Comment(0) | 戦争
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