2009年11月14日

刑事コロンボ「パイルD-3の壁」

原題"Blueprint for Murder (1972)",出演パトリック・オニール。

建築家エリオット・マーカムは自分の才能にほれ込んでいる事業家ウィリアムソン夫人と先進的な都市開発プロジェクトを立案するが、ヨーロッパから戻ったウィリアムソンは自分に相談なく勝手に計画を進めるマーカムに激怒し、出資を引き上げると警告。マーカムはウィリアムソンを殺し失踪したように偽装し、彼の財産を夫人が自由に使える状況を作り出し計画を再開させる。

謎めいたタイトルはD-3という名のついた建築用パイルを意味していて、その中に埋められた疑念のある死体をめぐるストーリーになっている。
今回は物理的なトリックがとくにあるわけではなく、犯人が心理的な操作でコロンボをミスリードしようとして、いかにコロンボがその裏をかいて犯人を嵌め込むか、という対決の構図の方に力点が置かれている。

事実、コロンボ対建築家の対決はなかなか緊迫感がある。序盤からすでにコロンボはあなたを疑ってますよ的な姿勢全開だし、犯人も疑われていることを認めると、死体を探せるなら探してみろと逆にコロンボを挑発する。やはり心理的あぶり出しで決着をつけるひとつ前のエピソード「死の方程式」同様に70分枠で短い対決ではあるが、対決の密度は濃い。

それからP.フォークが演出した唯一のエピソードでもある。

エピソード満足度:6/10

posted by onion_slice at 20:46 | Comment(0) | TVシリーズ
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