2009年11月21日

刑事コロンボ「逆転の構図」

原題"Negative Reaction"(1974)、出演ディック・ヴァン・ダイク。

口やかましい妻に尻に敷かれている写真家ガレスコが狂言誘拐を仕組み、妻を殺したあと、刑務所から出所したばかりの知り合いの青年を犯人にでっちあげる状況証拠をつくってから彼も殺害する。

冒頭から続けざまに2人殺して、さらに誘拐を真実に見せるため自分の足を拳銃で撃つ犯人のクレイジーぶりがイカスわけですが、それ以降の犯人像が残念ながら段々薄くなり対決にいまひとつ緊迫感が欠けている印象がある。

そうはいってもトリック暴きはなかなか面白く、決定的な物的証拠はないままどうやってお縄にするんだろうという状況で不意打ちのように飛び出すコロンボお得意のブラフによる嵌め技には快感すら覚える。

また、本線にはあまり関係ないがちょこちょことユーモラスな人物描写が出てくるのが印象的な回だ。犯行の重要な証拠につながる鍵となる現場を目撃するも、酔っ払って何も覚えていない浮浪者、浮浪者向け施設に入ってきたコロンボを浮浪者の一人と信じ込むシスター、コロンボの運転に汗かきまくりの神経質そうな教習所の先生。不動産屋やスタイル抜群の撮影助手もいい味だしている。

エピソード満足度:7/10

posted by onion_slice at 20:59 | Comment(0) | TVシリーズ
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