2009年11月23日

ミスト

監督フランク・ダラボン、原作スティーブン・キング、出演トーマス・ジェーン、マーシャ・ゲイ・ハーデン、ローリー・ホールデン。2007年。

力作だった。怪物の潜む霧に囲まれスーパーマーケットに籠城するシチュエーションだけでたまらないが、この外からの恐怖に加えて、籠城する中で宗教狂いのオバサンが皆を扇動していくという内側からの恐怖があり、二つの恐怖にサンドイッチされた主人公たちの絶望がゾワゾワと伝わってくる。

この手のホラーは何度見ても飽きない。恐怖を感じつつも、自分もあんな目に一度ぐらい遭ってみたいという不思議な感覚がふつふつと内部に沸き立ってくる。キングのホラーはこの中毒性をもった恐怖感覚を刺激するのが本当に巧い。

エンディングは少し残念。それまでせっかく丁寧に描いていた主人公たちの生への執着・希望がやや乱暴に切り捨てられ、映画として落としやすいところに落としたという感は否めない。原作は違うらしいがどういう終わり方なのかな。個人的には小説「セル」みたいな結末が好きなのだが。


posted by onion_slice at 23:32 | Comment(0) | サスペンス・ホラー
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