2010年01月16日

刑事コロンボ「第三の終章」

原題"Publish or Perish"(1974)、出演ジャック・キャシディ、ミッキー・スピレイン。

ベストセラー作家アラン・マロリーが自社との契約を打ち切り、ライバル社から新作を出すことを知った出版社社長グリーンリーフ。爆弾製造マニアの男を操りマロリーを殺させ、自らは犯行時刻に自動車事故を起こすことでアリバイ工作し完全犯罪をもくろむ。

久しぶりにトリック面で見ごたえのあるエピソードだった。自分を犯人に仕立てて陥れようとする者がいるという状況を段々演出し、最後にその者を事故に見せかけて殺し、警察の自分への嫌疑を晴らさせようとするという、作中のベストセラー作家も顔負けの構想力だ。鍵を使った複雑な仕掛けは頭の中がごちゃごちゃになってくるけど、ヒッチコックの「ダイヤルMを廻せ!」に通じる古典的な犯罪トリックの醍醐味が感じられてとても面白い。

この冷酷な知性をもつ犯人役は、「構想の死角」でもおなじみのジャック・キャシディ。ギラついた悪人面がよい。殺される作家を演じるのは探偵マイク・ハマーの作家ミッキー・スピレイン。爆弾青年もサイコなオーラがばんばん出ていて名演だ。

そして次回放映は、オスカー・ウェルナー&ジーナ・ローランズというすんごい組み合わせ。楽しみで仕方ない。

エピソード満足度:8/10
posted by onion_slice at 20:44 | Comment(0) | TVシリーズ
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