2010年02月13日

刑事コロンボ「黄金のバックル」

原題"Old Fashioned Murder(1976)"、出演ジョイス・ヴァン・パタン。

ルース・リットンがオーナーをつとめる美術館は経営難に陥っている。ルースの弟で理事のエドワードは美術館を売り払うことを決意し、彼らの姉のフィリスも説得に応じるだろうと告げる。ルースは美術館の売却を防ぐために、借金を背負った警備員を利用してエドワード殺害を企てる。

直接の動機は美術館売却だが、犯人の女性と姉、姉の娘という女のトライアングルでの愛憎劇が事件の通奏低音をなしていて、他のコロンボエピソードに比べて比較的ドラマとしての深みが際立っている一作。

トリック・推理面でもなかなか楽しめた。打ち合いで警備員(強盗)とエドワードがともに死んだと見せかけた犯行現場で、誰が電気を消したのか、という疑問に始まり、犯人の腕の予防接種痕から海外逃亡のシナリオを予測し、そのシナリオを描いたと思われる冷静な女館長を追い詰めていくコロンボの鋭い捜査スタイルが堪能できる。

警備員の足跡を追ってコロンボが流行のヘアスタイルにしてもらうのが必見なのだが、その髪型のインパクトはもとより、すぐ次のシーンでもういつもの無造作ヘア全開に戻っているのが笑える。

エピソード満足度:7/10
posted by onion_slice at 20:36 | Comment(0) | TVシリーズ
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