2010年04月18日

クローバーフィールド

監督マット・リーヴス、出演リジー・キャプラン、ジェシカ・ルーカス。2008年アメリカ。

怪獣映画、または「宇宙戦争」のようなエイリアン侵略ものを、従来の劇映画のように俯瞰的な外側の視点から映さず、襲われる一般の人々の内部から、ホームビデオ形式で撮影したもの。

この視点の転換だけでそれなりに面白いかもとは思ったのだが、それ以外の点では円谷プロから綿々と続く怪獣パニック映画の系譜を忠実になぞっているだけで、次第に物足りなさを感じてくる。「エイリアン」からほとんど進化のないクリーチャー描写もいいかげんマンネリで、目を背けたくなるような怖さがない。(エイリアンにかみ殺されるシーンは、3Dにしたら多少は怖いだろうか)

視点の転換というアイデア以外にウリはなく、そこのところをエイブラムスたち制作サイドはさすがに分かっているのか、映画の尺は85分で切り上げられる。これで1時間半超えると段々めっきが剥がれてくるのは明らかだ。

とにかく後半でもう少し、怪獣映画の枠組みをぶち壊してくれるような斬新な工夫があればよかった。とくに結末は中学生の空想レベルだ。

ということで、「怪獣版ブレアウィッチプロジェクト」と便利なラベルを貼ってしまえば、それ以上でも以下でもない映画。尺が短いので手ごろな暇つぶしにはなる。


posted by onion_slice at 18:03 | Comment(0) | SF・ファンタジー
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