2005年04月27日

スパイダー(2002,英)

統合失調症の男がハーフウェイ・ハウス(精神病院から出た後リハビリ生活をする施設)を訪れ、母親の死にまつわる幼少時の記憶を掘り当てていくという話。

クローネンバーグらしく、アーティスティックな路線を狙いはするが、いかんせん自己完結した悪趣味な世界を表現するにとどまって、ゲージツとしても亜流だし娯楽としても面白くないという退屈なパターンになってしまっている。タイトルにもなってる「蜘蛛」というのもなんだか煮えきらない中途半端なメタファーに終わってて、しょうもない。この人の限界は、奇想な着想にとらわれ過ぎてて、古臭いエログロ的感性だけで作品をつくってしまうので、着想の奇抜さが単線的な予定調和の方向にしか発展しないっつーところにあると思うね。同じことはピーター・グリーナウェイにもあてはまる。

限りなくつまらない映画だと思ったけど、淫売で継母役のミランダ・リチャードソンの演技がよかったのと、イギリスの田舎町のパブや路地のショットはよく撮れていたので、評価は二つ星にしといてやる。
posted by onion_slice at 22:41 | Comment(0) | TrackBack(0) | カルト
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