2005年05月05日

ロード・トゥ・パーディション(2002,米)

監督は「アメリカン・ビューティー」のサム・メンデス。

舞台は1931年シカゴ。トム・ハンクスが演じるマイケル・サリバンはアイルランド系のギャングの親分ジョン・ルーニー(ポール・ニューマン)の忠実な部下。ある日マイケルの息子マイクが父親の仕事を知りたがり、車に隠れて付いていった先でギャングの殺人現場を目撃したことから、ルーニーの息子コナー(ダニエル・クレイグ)はマイクを消そうとするが、マイクの代わりに家にいたマイケルの妻ともう一人の息子ピーターが殺されてしまう。怒りに燃えたマイケルはマイクをつれて街を出、ルーニーにリベンジを誓う。

30年代の禁酒法時代のアメリカの雰囲気が好きな人にはたまらないギャングの抗争が縦糸、それから父と息子の絆というのが横糸になって織りなすストーリー。「ゴッドファーザー」のような果てしのないドンパチさ加減はないが、いくつかの殺しのシーンはかなりシュールな緊迫感をもっている。雨の中のスローモーションの銃撃戦もさることながら、特に秀逸なのは、蛇のようにサリバンを追いかけるヒットマン役のジュード・ロウとの3回にわたる対決のシーン。3回目の海辺の家での、窓の反射を利用した外からのショットが素晴らし過ぎ。

原作のグラフィック・ノベルという素材をうまく映画に生かした功績は撮影監督のコンラッド・ホールによるものだ。「アメリカン・ビューティー」の撮影もこの人で、こんなにうまく光と影をあやつるキャメラマンが今のハリウッドに何人ぐらいいるんだろうと思ったら、調べたところ「ロード・トゥ・パーディション」の撮影後亡くなってるらしい。残念。

最後に少年が一人海を見るショットもシンプルで好きだ。老夫婦の伏線もにくい演出。泣ける映画だぜぃ。

posted by onion_slice at 21:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | クライム
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