2005年05月15日

X-Men(2000,米)

90年代アメリカが生んだ珠玉のクライム・ムービー「ユージュアル・サスペクツ」を撮ったブライアン・シンガーによる御存じアメコミの王道作品の映画化。
「パルプ・フィクション」以降紆余曲折しながらも自分のテイストにこだわったキワモノ路線を邁進しているタランティーノに比べて、「X-men」みたいなストレートなヒーローものを平気で撮り、今は「スーパーマン」シリーズのメガホンを取っているらしいシンガーに対して失望した人もいるかもしれないが、私はこの映画が好きだ。

アニメも原作のコミックもちょっとしか知らないから、オリジナルに対して忠実なのか横紙破きなのかはわからん。とにかく、ウルヴァリンを贔屓に描いてるのは確かだから、サイクロップスとかストームのファンには納得いかないだろう。しかし、BECKの懐かしい歌を体現してくれてるかのようなデビルズ・ヘアカットで暴れ回るヒュー・ジャックマンの演じるウルヴァリンのワイルドな奔放さはかっこいい。
ハル・べリーの演じるストームは地味だ。プロフェッサー役のパトリック・スチュワートは渋い(この人は、「スチームボーイ」の英語版でレイの祖父の吹替えをやってるらしい。ちなみにローグ役を繊細な演技でこなしてる可愛い少女アンナ・パキンはレイの吹替えだ。この二人の起用は偶然とは考えにくい。大友もシンガー版「X-men」が気に入ったんじゃないだろうか)。
でもなんたって最高なのはジーン・グレイを演じるオランダ生まれの女優ファムケ・ヤンセンだ。美し過ぎだろ。

マス向けのヒーローものなんで、御都合主義的な機械じかけの神の演出には目をつぶろう。
単にドラゴンボール的なうだうだの戰闘だけが売り物ではなく見どころは満載で、ミュータント化の失敗で細胞死を起こす上院議員が液化する特撮とか、非常に楽しめるシーンはいっぱいあるんだが、もっとも最高だと思った場面は、偽物ウルヴァリンと本物ウルヴァリンが戦い、本物ウルヴァリンが仲間の元へ戻ったときにサイクロップスとやりとりする箇所だ。

「(サイクロップスが銃を構えるのを見て手で制し)待て、本物だ」
「証明しろ」
「おまえはクソ野郎だ(You're a dick)」
「いいだろう」

笑わせてもらいましたよ。
これはパート2も見なけりゃだ。

posted by onion_slice at 17:05 | Comment(0) | TrackBack(0) | アクション
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

認証コード: [必須入力]


※画像の中の文字を半角で入力してください。
この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/31592218

この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。