2005年08月27日

IZO(2004,日)

監督三池崇史。
つまらん映画でもなるべく最後まで観るようにしてるんだが、この駄作に対してはついにひとかけらの許容の心も持てず、最初の1時間を過ぎたあたりで、最後まで観ても同じだろうと確信し放棄した。
「以蔵」という、幕末に殺された人斬り侍が怨念の力で現代の東京に蘇り、理由は不明だが彼に襲いかかる刺客やら一般人やらを無差別に斬り殺していくという筋書き。役者陣はけっこうな顔ぶれで、ビートたけしやら緒形拳やら松方弘樹やら石橋蓮司やら樹木希林やら果てはボブサップまで出てるらしいが途中で観るのやめたからどういう役かはわからん。
ただ、数をそろえただけでキャスティングのポリシーが見えないのが実情で、ブラウン管の有名人が友情出演的に次から次へ出てくるだけのふわふわした印象しか受けない。

それはまあいいとしても、単に斬っていくだけの話を鈴木清順の亜流っぽい、ゲーダイ出の前衛気取りにいちゃんなんかがよくやりそうなからっぽの美学的演出と、「存在は矛盾である」とかなんとか、似非ニーチェ風の哲学もどきな台詞で味付けしてるだけの救いがたいチープさ加減がまったく観賞に堪えない。映画的価値もゼロなら文学的価値もゼロだ。

それにしてもこのテの作品に対しては異常にアドレナリンが分泌してしまう。さんざんこきおろして初めて、つまらんもの見せられた怒りを解消してすっきりできるってもんだ。
posted by onion_slice at 20:56 | Comment(0) | TrackBack(0) | アクション
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