2005年09月10日

スリーピー・ホロウ(1999,米)

ホラー好きにはめちゃお勧め。
監督は初代「バットマン」のティム・バートン、出演はジョニー・デップ、クリスティーナ・リッチー、ミランダ・リチャードソン、クリストファー・ウォーケン。

時は1799年のニューヨーク。デップ演じる保安官クレーンは、強引な自白強要で犯罪を一掃するお上のやり方が気に入らず、科学的方法と分析に基づいた近代的捜査の導入を主張。すると、クレーンのやり方を試すため、お上は「スリーピーホロウ」という小さな村へクレーンを送り込み、そこで起きている連続殺人事件を解決させようとする。そこでは、「ヘッドレス・ホースマン(首なし騎士)」という怪物が現れ村人を斬首しているという。

この科学と啓蒙の時代に幽霊なんざいるわきゃねえだろが、と村に単身乗り込み、怪しげなメカニックデバイスを駆使して調査を進めるクレーンだが、彼の目の前で文字通り首のないホースマンが現れ、彼に有益な情報を与えようとした村人の首をスパーンとはねてしまう。ここでてっきり、金田一少年みたいに、首なし幽霊は何らかの幻視的トリックで、真犯人は生身の人間に違いねえっ、とクレーンの推理が進んでいくトリック暴きの展開なのかと思いきや、なかなかどうして、その後も首なし男が何度も登場して、もはやトリックとは言いがたい確固たる現実の存在として暴れ回り、クレーンと村人に恐怖を与え続ける。
まあ、この首なし騎士の正体がなんなのかは、映画を見て納得していただきたい。狐につままれたような気がしながらも、最後には、う〜む、なかなか考えたな、と膝をたたかずにはいられないだろうと思う。ただ首刈りのシーンはかなり強烈なのでご用心。(それにしても、あの首なし男が暴れ回るのはどうやって撮ってるんだ?)

役者について言うと、デップはやっぱり才能あるな、と実感。本作のクレーン保安官のように、インテリの風貌でありながらもどこか三枚目な存在感の役をやらせたらピカイチだ。ミランダ・リチャードソンの魔性的なオーラも、ウォーケンの鬼気迫る迫力も、リッチーの可憐な脆さも素晴らしく、絶妙なキャスティングである。

夜中の12時過ぎから眠たい頭で見始めたのだが、タイトルの「スリーピー」という言葉と裏腹に、サプライズな演出の連続が面白くて目がギンギンに覚めた。
これは文句なしにマスターピースと呼んでいいと思うぜぃ。

posted by onion_slice at 02:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | サスペンス・ホラー
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