2005年10月30日

肉体の門(1964,日本)

鈴木清順監督の日活もの。タイトルからすけべな内容を期待すると裏切られるオーソドックスな喜劇。
敗戦後の疲弊した空気漂う市場と、地下の廃墟の寒々しいセット。この二つを縦横する赤、紫、黄、緑のワンピースを着た娼婦の毒々しい存在感が何とも清順らしい。
牛殺しのシーンは残虐だけど、宍戸錠演じるフーテン復員兵と4人の娼婦が抱える殺伐とした感情の迸りが象徴されていて圧巻だ。
戦後の日本のハングリーさが清順ならではのエキセントリックな演出で描かれた秀作。

posted by onion_slice at 20:27 | Comment(0) | TrackBack(0) | カルト
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