2005年11月27日

キル・エビル(1999,米)

タイトルはもちろん、ユマ・サーマンをデヴィッド・キャラダインで置き換えただけのイエローに黒字のDVDパッケージも「キル・ビル」そのままで、一見、サーマンではなくキャラダイン演じたビルを主人公にした「キル・ビル」の外伝的な作品なのか、と思わせといて、パッケージの粗筋を読むと何やらまったく無関係なオカルト系犯罪映画らしい。だけどタランティーノのかなりわざとらしい推薦文(「この映画のデヴィッドはすげえ、まじぶっとんでるぜ!!」)につられ、おおっ、そんなすごい映画なのか、と借りてみたらまったくのゴミでした。

まず、原題が"Natural Selection"というこの作品の製作年は1999年なんで、当然「キル・ビル」がつくられるよりずっと前。つまり、「キルビル」人気に便乗してパッケージとタイトルをパロディにしてる、日本側の勝手な企画じゃないでしょうか。

そんなのはよくあることなんですが、内容がひどい。テキサスの田舎町で連続殺人が起こって、郵便配達員が容疑者らしいのだが、FBIから凄腕の「モンスターハンター」(キャラダイン)がきて、事件の解決に乗り出そうとする。しかしこいつはまったくの脇役で、何やら悪魔祓いの儀式をしたり、遺体安置室に侵入して被害者の胸に杭をぶちこんだり、果ては郵便配達員を追跡して突然銃をぶっぱなし、逆にとらえられてあっさり殺されてしまう。その後の展開はもう、一貫した話の構成を維持しようという意図なんぞ元々ないことが明らかに分かってきて、ブラックコメディともいいがたいナンセンス地獄で最後まで突き進む。

しかしここまで駄作だと、無駄にした90分を返しやがれ、と怒る気力も失せて、だまされたことに対して笑えてくる。
「キルビル」便乗でもう一つ「チクビル」とかいうエロものを見かけたけど、こっちもチャレンジしてやろうかな。

posted by onion_slice at 11:38 | Comment(0) | TrackBack(0) | カルト
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