2005年12月03日

エターナル・サンシャイン(2004,米)

監督ミシェル・ゴンドリー、脚本は「マルコヴィッチの穴」「アダプテーション」等で批評家受けのいいチャーリー・カウフマン。出演ジム・キャリー、ケイト・ウィンスレット、イライジャ・ウッド、キルスティン・ダンスト他。

互いに嫌気がさしてきたカップルが、それぞれの脳から相手の記憶を消し去るオペレーションを受けるというなかなか面白い着想のラブストーリー。着想も面白いが、物語の時系列をばらしてつなぎかえる手法がかなり凝っていて、最後の最後で納得するまでつねに頭をかき回され、パズルのミッシング・ピースを探し続ける混乱した状態に置かれる体験が刺激的だった。特にクレジットの前の最初のシーンが記憶を消される前なのか後なのか、最後の方まで分からなかったが、記憶消した後偶然二人が再会して惹かれ合うのがあそこなんですね。

記憶消去プロセスのさなか、自分の脳内でつくりだされる記憶の回廊で、恋人クレメンタイン(ウィンスレット)の存在を消すことに堪えられなくなり必死に抵抗するジョエル(キャリー)の混濁した悪夢のような世界がP.Kディックの小説読んでるときみたいにトリッピーな感覚にあふれてていい。カウフマンの脚本あってこその映画だけど、家が崩壊したり医者の顔がのっぺらぼうになって声が金属的なスローモーションになったりといった、悪夢っぽい演出を考えた監督の手腕も見逃せないところだ。

ジム・キャリーって、典型的なお寒いアメリカン・ジョークと疲れるハイテンションだけが売りのコメディアンと誤解してたが(つーか、ろくに彼の映画をみたことがなかった)、こういう抑えた演技もできるんだな、という発見ができた(もう少しはじけててもよかったと思うが)。オレンジだのブルーだのに髪を染めたウィンスレットも悪くないけど私の目はブロンドヘアーがめちゃ美しいキルスティン・ダンストの方に釘付けでした。「ウィンブルドン」見てみようかな。

posted by onion_slice at 13:14 | Comment(0) | TrackBack(0) | 恋愛
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