2007年12月24日

グラインドハウス

また久しく映画見てなかったが、公開時いきそびれたタラ&ロドの2本立てスラッシャー「グラインドハウス(USバージョン)」を吉祥寺のバウスでやっていたので、遅ればせながら見にいった。

今日はクリスマスイブ。サンタの格好でケーキ売ってる女の子や、チキン食べるためにケンタッキーの前に並んでいる律儀な人たちを尻目に、一人で人肉スラッシャー映画を見に行くおれって何なんだろう、と思いつつバウスに入るとけっこう人が入ってる。劇場小さいからすぐ満員なんだけど。

個人的には1本目「プラネット・テラー」(ロバート・ロドリゲス)の方が好き。プロットは何のひねりもないゾンビものなんだけど、ヘリのプロペラで首ちょんぱのシーンとか、キンタマちょんぱして袋詰めだとか、相変わらずの鬼畜演出が冴えてる。ロメロから「28日後」までいろんな映画の影響をミックスしてロドリゲスお得意のフリークスなテイストで味付けしているのも楽しく、ガスの効果でゾンビ化する軍人(ブルース・ウィリス)の描写なんかはかなり「AKIRA」の鉄雄っぽい。最近のゾンビ映画では、「ショーン・オブ・ザ・デッド」と双璧をなすぐらいよいできばえ。

2本目の「デス・プルーフ」も、同じようにと殺場のようなカオスっぷりが弾けたグロ映画なんだろなと期待したら肩透かしを食う。最初の女の子グループのクラッシュシーンだけはかなりぞくっとくるものがあるけど後は特に特筆すべきところもない。後半の見所であるカーチェイスも中途半端(ただ、「キルビル」でユマ・サーマンの替え玉スタントしていたというゾーイ・ベルが本人役でカースタントに挑んでいて、CGじゃなく実際にスタントしているのは驚き)。
まあ、この狙ったような中途半端感は決して嫌いでもなく、前半のホラーから荒唐無稽なアクションにだらだら失速していく安っちいつくりこそが「グラインドハウス」の本髄だからいいんだけど。
ただ、「レザボアドッグス」の冒頭っぽい感じで、女の子が延々とセックスや車について語り合うシーンなんかは会話にいまひとつキレがなく、タランティーノの十八番である長回しの喋りが、ただ長いだけで退屈に感じられた。
2本立て版で90分の上映時間にカットされているので、独立上映用の完全版(114分)を見ないとツマランとは言い切れないけど、でも、ちょっと期待はずれ。





posted by onion_slice at 20:36 | Comment(0) | TrackBack(0) | カルト
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