2009年03月07日

刑事コロンボ「幻の娼婦」

原題"Sex and the Married Detective"(1989)

性に関する著作にラジオにカウンセリングが大好評の人気女性セラピスト、ジョーン・アレンビー(リンゼイ・クルーズ)。仕事上のパートナーでもあり、愛人でもあるデヴィッドが同じ事務所の若い女性シンディと浮気していることを知り復讐を誓う。

ジョーンが自分とまったく外見の違う高級娼婦(courtesan)を装って巧妙にデヴィッド殺しの架空の犯人を仕立て上げ、コロンボがアリバイを崩していく。

トリック的に面白さはあるが少なからず無理やり感がある。ちょっと着飾ってかつらつけたところで、あれだけ知人の目の前に出て声も発せば普通気がつくだろう。2回目のリサへの変身でぬけぬけとバーへ出かけてわざわざコロンボに偽装電話させるシーンもどうも違和感がある。

新シリーズは微妙なのが多いのかね。ヤフーTVで来週のオンエアチェックするとまた新シリーズかよ、とちょっとがっくり。やはり70年代の空気の方が好きだ。もう少し新旧織り交ぜながらの放送を期待したいのだが。。

エピソード満足度:4/10
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2009年02月28日

刑事コロンボ「狂ったシナリオ」

原題"Murder, Smoke and Shadows"(1989)

若く才能ある映画監督ブレイディ(フィッシャー・スティーブンス)の前に旧友レニーが現れる。レニーは事故で亡くなった妹ジェニーの死の真相として、ブレイディにあるフィルムを見せる。フィルムにはブレイディがジェニーにバイクスタントをやらせている最中に彼女が崖から転倒する姿が映っていた。フィルムの存在を世に知らしめブレイディを破滅させると息巻くレニーにフィルムは合成だと嘯き、夜闇に誘い込み高圧電流ゲートにおびき寄せ殺害する。

なかなか愛嬌ある魅力的な顔立ちのフィッシャー・スティーブンスだが、80年代のティーンアイドルだったとのこと。どっかで観た気がしないでもないと思っていたが、"LOST"のシーズン4に出てきた、アイランド行きの船のキャプテン・ミンコフスキーだった。それから、アルトマンの遺作「今宵、フィッツジェラルド劇場で」のプロデューサーなんかもしているのが驚き。

エピソードのトリック的な要素はほとんど特筆すべきことはない。どちらかというと犯人対コロンボの心理的な対決描写が中心で、今回のコロンボは最初からかなりアグレッシブにネチネチと攻める。飲み残しのクリームソーダによるプロファイリングを披露して犯人の急所を突いたり、演出のプロに対して凝った演出仕掛けの追い込み捜査をしたりと実に老獪な手練手管ぶりを発揮する。

ところでなぜかわからないがいつのまにか副音声に切り替えられなくなっているようだ。とくに日本語吹き替えに不満があるわけではなくて、たまにP.フォークの地声が聞きたくなってサブに切り替えてみるのだけど、新シリーズの放映分になってからなのか吹き替えオンリーになっている様子。

エピソード満足度:6/10
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2009年02月21日

刑事コロンボ「汚れた超能力」

今回の放映分は新シリーズ(「新刑事コロンボ」)の1発目。
原題は"Columbo Goes to the Guillotine"(1989)

これまでおもに70年代中ごろのエピソードを放映していたので、一気に15年の歳月を経たP.フォークを見るとさすがに老けっぷりが目立つ。しかし老いてますます渋みはましているし、魅力は衰えていない。

今回の対決は偽超能力者エリオット・ブレイク(アンソニー・アンドリュース)。諜報スパイとしての仕事を得るため、有名マジシャン・ダイソンと組んでCIAなど政府要人の前で偽超能力を披露する。実はダイソンは昔ブレイクとウガンダの刑務所で一緒だったが、ブレイクの脱獄計画を密告し自分だけ刑期を短くし出所しており、この後ろめたさからブレイクのいんちきに手を貸した。しかしブレイクは恨みを忘れることはできず、ギロチントリック練習中の事故に見せかけてダイソンを殺害する。

トリック暴きのプロである刑事コロンボ対トリック作りの名人であるマジシャン対決ということで、さぞ高度な頭脳戦が観られるだろうと期待してしまうが、残念ながらそれほどでなかった。

また、どうも犯人役が好きになれないし、コロンボが最後にブレイクの犯罪を立証する手段も納得がいかない。自らギロチンに首をかけて無駄に命を張る危なっかしさは面白いのだが。そんなわけで個人的には微妙なエピソード。

エピソード満足度:4/10
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2009年02月14日

刑事コロンボ「自縛の紐」

原題:"An Exercise in Fatality"(1974)

スポーツクラブを運営するマイロ・ジャナス(ロバート・コンラッド)はフランチャイズ先のクラブオーナーに自ら抱える関連事業会社の製品を不当に高く買わせ、帳簿をごまかして得た利益を外国に送金する詐欺師。クラブオーナーの一人、ジーン・スタフォード(フィリップ・ブランズ)が利益隠しに気づいたことから彼を殺害し、ジーンがトレーニング中に事故で死んだと見せ掛ける。

最初のほうはマイロに振り回されるコミカルなコロンボの姿がほほえましいが、だんだんマイロが逆ギレしはじめるとコロンボも怒りを顕にしていく。多くのエピソードでは、コロンボがのんびり状況証拠・物的証拠をかき集めてつむいだ蜘蛛の巣に犯人が引っかかるのを待つのが定石だが、策を弄さず犯人に対して本気モードでストレートに挑むコロンボが見れるレアな作品。

エピソード満足度:6/10
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2009年02月07日

刑事コロンボ「祝砲の挽歌」

原題"By Dawn's Early Light"(1974)

陸軍幼年学校の校長ラムフォード(パトリック・マクグーハン)は規律を乱す生徒をビシバシしごく昔気質のスパルタ軍人。一方、かつてのラムフォードの教え子でいまや学校の理事を務めるヘインズはラムフォードを嫌っており、入学者数の激減する陸軍学校を廃して男女共学校の設立をもくろむ営利主義者だ。自分の信奉する愛国精神を脅かす危険分子を排除すべく、ラムフォードは学校の記念式典を利用し大砲の暴発に見せかけてヘインズを殺す。

正直このエピソードは展開がスローで、大して面白いトリックがあるわけでもなく、コロンボの犯人追求もどこかキレがないように感じていた。
が、りんご酒という1個のアイテムをつかったラストで一気に目が覚める思いがした。りんご酒の伏線が本線と頭の中でなかなかリンクしなかったんだけれど、OPの1カットで思い切り登場してたし。コロンボに比べて注意力が散漫すぎる自分が嫌になる。

校長役のP.マクグーハンはこのエピソード以外にもたびたび登場する常連さん。60年代のイギリスで人気のあった「プリズナーNo.6」に出ているらしいが残念ながら未見。あとは「アルカトラズ」にも出ている。
つい最近の2009年1月にお亡くなりになったということでびっくりだが、よい役者だと思う。

エピソード満足度:7/10
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2009年01月31日

刑事コロンボ「白鳥の歌」

原題"Swan Song"。製作1974年。

人気カントリー歌手トミー・ブラウン(ジョニー・キャッシュ)は自分の音楽活動で得た収入のほとんどを妻エドナ(アイダ・ルピノ)に握られており、エドナの信仰する宗教の礼拝堂建築へ金がつぎ込まれるのが我慢ならない。エドナと、トミーの弱みを握る若い女性の殺害を決意したトミーは所有する小型飛行機に二人を乗せ、墜落事故に見せかけて殺し自らは機体から投げ出されたように偽装して脱出を図る。

このエピソードはなんと言ってもジョニー・キャッシュの渋さにつきる。
犯行はとても大胆なんだけど、普段の彼は特異な人間的魅力を備えていて憎みがたい。殺害計画の実行直前にも悪妻エドナと腹を割って話しかけ和解のチャンスをもちかけるし、飛行機整備場の作業員にもスター気取りのない気さくな態度で接する。また、例によってねちっこくまとわりついてくるコロンボの矛盾突き攻撃にも他の犯人のように動転せずおおらかな人柄で対応する。さすがコロンボをして「これだけの歌を歌える人に悪い人はいない」と言わしめるだけのことはある。ラストでコロンボが他の警官を帰して自分の運転でトミーを連行するシーンは何というか非常に男泣きを誘う名シーンだと思う。

ちなみに、ウィキペディアによると朝鮮戦争で空軍入隊という作中の設定は実話らしい。
それから、エドナ演じるアイダ・ルピノは、何気にクラシック・ギャング映画「ハイシェラ」でボギーと共演していたりする人ですね。

トリック的な面白さはさほどでもないが、ピーター・フォークとジョニー・キャッシュの掛け合いの面白さが群を抜いている一作。「ウォーク・ザ・ライン」は未見だが、ぜひ観たくなってきた。

エピソード満足度:8/10

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2009年01月24日

刑事コロンボ「野望の果て」

原題"Candidate for Crime"(1973)

最近コロンボばっかりだ。年明けから毎週土曜は欠かさず見ている。

今回の犯人は上院議員候補ネルソン・ヘイワード(ジャッキー・クーパー)。裏で選挙活動の糸を引く有能な参謀ハリー・ストーンの演出で恐喝をでっちあげ、命を狙われる正義感の強い政治家のふりをして注目票を集めようとする。しかし自分の私生活まで操ろうとするハリーに嫌気がさし、彼がヘイワードに間違えられて殺されたかのように見せ掛けて殺害を行う。

トリック的に派手な仕掛けはなく、コロンボも他のエピソードに比べると頭掻いたり右と左の眉毛が異様な段差を描く回数が少ないように感じる。ラストの捕り物では、ヘイワードが自分から墓穴にはまるのを待って、ソファで新聞紙にくるまり惰眠をむさぼっている余裕しゃくしゃくっぷりだ。歯医者のシーンといい、ヘイワードお得意の仕立て屋で店員をいじりながらヘイワードのアリバイ崩しを行うシーンといい、コミカル色の強いエピソードだと思う。

それからヘイワードの妻と妻の秘書でヘイワードの愛人リンダと、主演女優2人がなかなか色気があってよい。

エピソード満足度 6/10

来週「白鳥の歌」の犯人役はなんとあのジョニー・キャッシュ。
ピーター・フォーク対ジョニー・キャッシュですよ。
いまから楽しみで楽しみで仕方ない。

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2009年01月17日

刑事コロンボ「権力の墓穴」

今日のコロンボは1974年作の「権力の墓穴(A Friend in Deed)」。

浮気に走る妻をはずみで死なせてしまった夫ヒュー・コールドウェル。
友人の警察次長マーク・ハルプリンに相談すると、次長は自らコールドウェルの家に赴き婦人の死体と現場に偽装を施し強盗殺人にみせかけ事件のもみ消しを図る。

警官が殺人のもみけしに走る冒頭からして驚きだが、事態はもっと面白くなる。次長は自分の人生を失うリスクを犯してまでコールドウェルの殺しをもみけすほど友達思いなわけでは決してなかった。コールドウェルに貸しをつくっておいて、自分の妻(財産家)の殺しのアリバイ作りに利用しようとする。

ヒッチコックの「見知らぬ乗客」ばりの交換殺人のプロットが面白い。
しかもコロンボの対決相手が自分の上司とくる。権力に屈せずマイペースで確実に真相を追究し立証していく姿が格好いい。にしても、最後の囮捜査はやりすぎなんだが、そのやりすぎさ加減が好きだ。

エピソードの満足度 8/10
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2009年01月10日

刑事コロンボ「指輪の爪あと」

71年のエピソード。
新聞社の社長ケニカットから若き妻の素行調査を依頼された探偵ブリマーが、ケニカット婦人をゆすろうとたくらむも反発され死なせてしまう。物取りの仕業に見せかけようとするが、婦人の顔の傷に疑問をもったコロンボがブリマーの犯行を嗅ぎ付けていく。

刑事コロンボ対探偵ということでかなりの頭脳戦を期待したが、探偵の知能は大して高くなく一方的にコロンボの勝利。しかしコロンボの探偵に対するあぶり方が舌鼓を打たせるほど絶妙で、なかなか楽しめる。最初からこいつがあやしいとピンときてるくせにすっとぼけて、ちょっとずつ状況証拠ちらつかせて心理的に追い込み、最後に騙しのトリックで見事嵌め込む。この犯人料理の名コックぶりはすごい。

ブリマーが婦人を殺した後、茫然自失とした顔面のアップ固定で、死体の後始末に没頭する本人の姿を眼鏡レンズに映し出すという演出もなかなか斬新だ。後から振り返ると、この冒頭のショットで眼鏡やレンズがキーワードだとほのめかしているので、単なるお遊び演出にとどまってない。

エピソードの満足度 6/10
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2009年01月04日

刑事コロンボ「構想の死角」「歌声の消えた海」

NHK BSハイビジョンで「刑事コロンボ」(+「新刑事コロンボ」)の全作放映が始まり、第1回目から逃すことなく観ることができて新年早々喜ばしい。ただし残念なのは、折しもつい先月ピーター・フォークがアルツハイマーで自分の家族すら分からなくなっているというつらい知らせが届いたことだ。しかし作品の中のピーター・フォークは変わらぬ魅力でいつまでも生き続ける。これを機会にコロンボ作品を記憶の中にコンプリートしておきたい。

今回は初回ということで2本立て。1本目の「構想の死角」はミステリ作家コンビ間の殺人を描いた1971年の作品で、監督はあのスピルバーグ。

2本目「歌声の消えた海」はちょっと飛んで1975年(放映順序は時系列ではないみたいだ)。メキシコ行き汽船上での女性歌手殺しを偶然乗り合わせたコロンボが解明する。こちらの監督はフォークと交友深い名優ベン・ギャザーラ。

コロンボのとぼけた言動・しぐさから不意に鋭い知性が飛び出して、犯人のロジックを破綻させ心理的に追い詰めるあのおなじみの展開はやはり何度見てもたまらない。

これから毎週土曜日の午後8時からのひそかな楽しみになりそうだ。68話分放映するそうなのであと66話、1年以上にかけてたっぷり楽しませていただく。

エピソード満足度
「構想の死角」6/10
「歌声の消えた海」5/10


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2008年06月08日

LOST season 4

ようやく全部見た。
脚本家ストの影響で当初の話数より大分短縮されたらしいが、そのためにかえって一話一話の密度が濃くなったのかも。S1〜S3に比べると展開が速い。

相変わらず自分たちが何に巻き込まれているのかほとんどあずかり知らないジャックたち主人公が島を脱出しようと奔走する背後で、ベンとチャールズ・ウィドモアの巨大なスケールの対決構図が徐々に浮かび上がるという陰謀サスペンス風の描き方が楽しめた。

これだけスケール広がってくるとS5、S6の30話程度で無事完結するか心配になってくるが、LOSTの天才脚本家集団なら中途半端に妥協することなく最後までクオリティの高さを維持してくれそうな気がする。そのクオリティの高さのためにはシーズンごとに間隔開くのは仕方ないにしても、S5が開始するまでまた半年以上待たなくてはならないのはじれったい。とりあえずDVDセットで購入してS1E1からじっくり見直していこうかな、と思っている。あとは2chのLOSTオチ予想スレを見ながら想像を膨らませて楽しむぐらいですかね。

posted by onion_slice at 15:44 | Comment(1) | TrackBack(0) | TVシリーズ
2007年05月30日

LOST Season 3

微妙なネタバレにつき、これから3を楽しみにしている人は見ないでください。

続きを見る
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2007年04月11日

LOST シーズン2

謎をなかなか明かしてくれないもったいぶった演出に釣られつつも、ついつい続きが気になって結局シーズン2まで全部見てしまっている。シーズン2も謎解きを小出しにしてはくれるけど、決して胸がすくような核心部分に触れずにいくやり方が汚いというか巧いというか。

まあ謎の解明は気長に待つとして、話の横糸というかサイドストーリー的な要素だけでも毎回楽しめる。ハッチの奥に存在するコンピュータルームとそこに住む遭難したヨットマンだの、分裂した飛行機の後部座席の生き残り組の話だの、ジャックとケイトとソーヤーの三角関係だの、手を変え品を変え攻めて来るストーリーテリングは綿密さに舌を巻く。

個人的には女警官アナルシア(ミシェル・ロドリゲス)と元ギャングの神父ミスターエコ(アドウェール・アキノエ・アグバエ)のエピソードが好きで、常連メンバー恒例のぐだぐだ回想大会に比べて演出の密度が濃い。修羅場くぐってきたアナルシアがアザースの一人を追いつめて仕留める件なんかはぞくっとくるものがあった。それだけにあのマイケルのオチが残念。

全体的には、やや密教的な匂いと超能力実験的な要素が濃くなってきて、この路線で落ち着いていくのかと思わせるところだけど、なんせひねくれたドラマだからまだまだ大きな大転回があるのかもしれない。こんだけ前例のないドラマだから、多少話に破綻をきたそうがあっと驚かせる展開に引っ張って行ってほしい。シーズン3に期待。

ちなみにシーズン2終了時点での個人的にお気に入りキャラ

1位 アナルシア
性格も素で悪そうだけど、存在感の強烈さはピカイチ。こいつが出てるだけで妙な緊張感が走る。

2位 ミスターエコ
こいつも危なっかしくてよい。

3位 ジョン・ロック
モラトリアムっぽい思考がだんだん分かってきてちょっと評価下がるが、役者としては相当よい。

嫌い

1位 マイケル
こいつのうざさは尋常でない

2位 チャーリー
シーズン2もとことんヘタレ

3位 サン
重要そうでまったくどうでもいい人物





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2006年10月01日

LOSTシーズン1

航空機が無人島に墜落して生き残った人たちがサバイバルしていくという古典的なストーリーなのに、こんなに人をのめりこませてしまうパワーをもったドラマも珍しい。シーズン1、ほとんど一息で観てしまいました。

無人島に以前から生息しているらしき"the others"の正体をめぐるミステリーと、登場人物が抱える過去のドラマが交錯する構成がよくできていて、一話終わるごとに続きが気になって仕方ない。好奇心の刺激の仕方の絶妙さは日本の貧乏くさいドラマと天と地の差がある。"the others"が何なのかわからないまま、過去の話が二巡、三巡しだすとさすがに辟易もするけど、視聴率とってなんぼの連続TVドラマなんで多めにみるしかない。こんだけ引っ張っておいて、オチがカスでした、というありがちな結果にならないことだけを祈ってシーズン2に突入したいところだ。

ということで私的にシーズン1の光っていた登場人物を挙げてみる。

1.ジョン・ロック(テリー・オクィン)。「地獄の黙示録」のマーロン・ブランドみたいな神秘的な狂気をギラギラ放っていてかっちょいい。私がこの無人島にいたらジャックがなくてロック派だ。

2.ソーヤー(ジョシュ・ホロウェイ)。こういう突っ張ったキャラがたまにほろっと見せる優しさはぐっとくる(ジャックにソーヤーがジャックの父親とバーで会ったことを語るシーンは泣ける)。

3.ジャック(マシュー・フォックス)。医者ってやっぱりすげえ。常人の精神力じゃないって思う。

ワースト3はこいつら。

1.チャーリー(ドミニク・モナハン)。何やっても空回りの最高のヘタレ男。それよりドライブシャフトのあの曲、ださくね?

2.シャノン(マギー・グレイス)。やる気だそう。

3.ケイト(エヴァンジェリン・リリー)。今んとこ腹黒いイメージしかねー。

金出して観る価値はあると思います。

posted by onion_slice at 20:39 | Comment(0) | TrackBack(0) | TVシリーズ

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